元気で老いる
宇和島城
今から50年程昔、伊予の宇和島から働きに来ていた女子工員さんが恋をした。
相手の親に頼まれて両親は結納の品を下げて彼女の実家まで行った。遠かった!!!
船(宇高連絡船)に乗り、汽車に乗って、乗り換えて、又乗り換えてバスに揺られて
一日がかりでついたそうな。壊れたテープレコーダの廻るようにしっかり聞いてきた
四国はお遍路さんで何度も廻っているが、いつも寺巡りに追われ忙しい。
今回はこの宇和島城へ寄ってみようかと、ここを目指して走って来た。
近年この宇和海の真珠養殖で有名だが私は東北の武将・伊達政宗の長子秀宗の城
そこへ行きたかった。直ぐそこ・・・位の気持ちで上ったがこんな石段を5折れした様な
坂道も急峻だったがお城の階段も。
チト草臥れましたワイ^^;;
南予アルプスの峰々、あの向うから来たのかなぁ~?
子育ては楽しかった。生んでおいて良かったよ。孫達も皆いい子に育って!
天守閣に登って、涼しい風に当たりながら市内をグルリと見回した。その時
さっき温泉に一緒に入ったおばあちゃんの言葉が耳元に蘇った。
暫く座ってタオルで拭いては。汗のひくのを待ってたおばあちゃん。お年はいくつ?
「92歳です」エッと聞き返した。一人でお風呂に入って、チャンと服を着て。凄い!
戦争未亡人で3人の子をがむしゃらに育てて。今は温泉三昧の日々。長男さんの送迎
今から20年前、亡くなった母も生きていればあのおばあちゃんと同じ年。
旅に出て、土地の人々と交わり、こういった温もりを戴くシアワセ!
立派なお城でした。
カーナビはありがたい。案内どおりに走ると着きました。
立派な長屋門は。移築したそうです。駐車場の脇に有ります。
こんな石垣を二つ三つ・・・回りますーー;; ふぅ~~!
意外と外人さんが多かったです。コンニチワと声掛け合って。
by kazumi1713 | 2009-05-11 21:22