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水辺に立ちて

ご近所の葬儀で一日延ばしになったお墓参りに行きました。
ふる里の海の見える丘の墓地に亡き夫は眠っています。
墓地を造るにあたってはあれこれ悩んだものですが
最終的には我が生まれ故郷の倉敷に決めたのです。それまで私は児島
・呉・福山と住まいを変えました。呉に10年、福山に30年住んでいます。

どこに住んでも生まれ育った児島(倉敷)とは縁が切れないだろう・・・が私の考えでした。両親が相次いで20年ほど前に亡くなってからはこのふる里も月に1~2度の墓参りだけの安息の所となってしまいました。だからでも有りましょうか・・・行く度にどこか回って帰ってきます。矢張り海をボゥ~と眺めることが多いですね。
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児島から玉野市へ抜ける海岸線は瀬戸大橋を真一文字に見渡せる最高のポイントです。町中を抜けると白砂青松の砂浜が続きます。それは瀬戸内でも有数の海水浴場「渋川海岸」まで続いています。車寄せに置いて立った場所が絵葉書になる風景~其処から橋はもとより四国の坂出・高松がくっきりと見えます!!
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高いところから橋を眺めることは多いのですが今回は水際まで下りてみました。水は思っていたより綺麗でした?小さな波が押しては返し旋律に乗る音楽のようでした!この海で泳いだのは・・・なんと50年も前の話・・・なんて月日のたつのは早いことなど思いました。
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くるりと振り返ると其処は山です。「王子ヶ岳」というこの山は国立公園になっていますが今にも落ちてきそうな岩が、なんとも面白い景観です。私の立つ浜辺の名前は「唐琴の浜」その昔唐の国の琴が流れ着いたとか聞いてます。唐琴と王子なんかメルヘンチックですね。
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青い海草が浮かんでいます。これで膝が浸かるくらいの深さです。澄んで綺麗な海に安心しました。この辺りは岩がゴロゴロしていて泳ぐには危険です。この沖で地引網をしていました。だから「引き網」という地名が今も残っていますよ。
仕事時間が迫ってきたので大急ぎで帰ってきました。

by kazumi1713 | 2006-06-14 09:45