ほぼろをうる
県北の秋
BGMは昭和50年代に歌が流れていた。「わかれうた」か・・・これは中島みゆきだ。
妙に心に引っ掛かる歌だことと、思いながら服を着ていた。
ここは県北の田圃の中のお風呂。紅葉を楽しんだ後はヤッパリ温泉だ^^
隣に若い、と言っても40代の奥さんが来て服を脱ぎ始めた。
「ここの温泉新しいね。最近出来たの」と聞いた。以前から田圃の中からお湯が出るって
言うてね。町おこしで作ったらしいよ。良いお湯でしょ・・・と言ってにっこり。
最初はヌメッとお湯がして違和感が有ったけど、二度目には慣れて三度目には踵の
ゴロゴロがとれて。そして今はベッピンに。あはは^^そっかぁ!この湯は美人湯なんだ!
休みの日、あんまりお天気がいいから県北の町まで「リンゴ狩り」に出かけました。
道の駅で背中に負う籠を売ってました。この辺りではこの籠の事を「ほぼろ」と言います
こんなにはっきりと見たのは初めてです。私流に言えばリュックサックかなぁ~。
結婚して住んだ町は呉市、大家の奥さんが「喧嘩して、ほぼろ売りんさんな」って言った
そのほぼろを知らない新妻のワタクス。でも・・・なんで背中に背負うモノ・ほぼろを売るの
農家のお嫁さんが姑さんにいじめられて実家に逃げ帰る時のあわてぶりが竹篭(ほぼろ)
をふりながら走る姿に似ていて、「ほぼろをふる」から「ほぼろをうる」になったとのこと
でも、なんだか寂しいお話だこと。綺麗な工芸品に変った竹かごを見てそんな事を思った
県北の秋は未だ10日ほど早すぎた。リンゴはまっかっかだったよ^^♪
リンゴ狩りして帰り道温泉を見つけた。
トランクにいつもお風呂用品が乗せてある。車もお湯の匂いを良く知っている。
勝手に、どんどん、目的地へ進んで行ってしまう^^;;
紅葉の頃、又来て見よう!
by kazumi1713 | 2008-11-06 22:57