秋祭り
♪ む~らの ちんじゅの かみさまの~~♪
今どこの町でも「秋祭り」のシーズンですね。わが町の祭りはシンプルで大人しい祭りです
私の生まれ育った児島はそれは秋祭りは勇壮で賑やかで心の残る行事でした。
鴻八幡宮は琴浦地区の氏子を抱え今年も昔に変わらぬ祭りの日を迎えようとしています。
倉敷・児島の鴻八幡宮へ先日行って来ました。今年は13・14日がお祭り日とあって
のぼりを立てたり掃除をしたりと・・・忙しそうに働いていました。
この登り口の辺りに白い服を着て座り込み物乞いをしていた傷痍軍人さんの姿を思い出し
ます。私の中の記憶はそのあたりから始まりました。
琴浦地区・18部落のだんじりが傾斜度20度のこの坂を登るのは。祭りの華2日目の事
みんな両脇に立ってそのさまを手に汗握って見守っていたことでしょう。
狛犬が向かい合ってる厳かなる本殿に立って思い出しました。未だ18だった妹がここで
結婚式を挙げたんだわ。卒業式の次の日だったわ!
私はこんなに変ったのに変らぬ姿の狛犬さん。青空の下すっくと建ってます。
あらら^^ こちらの狛犬さんの肩越しに瀬戸大橋は見えますね。こんな景色ももう・・・
今から20年前からの事。石段の途中に立って言葉にならない感情が吹き上げてきました
思い出の中の八幡様はこのように様変わりしています。おさないころが走馬灯のように
駆け巡ります。この日ばかりはお小遣いを貰ってきれいに着飾って出店を覗いて歩いた
鉦太鼓のお囃子が子供たち青年団の曳く縄に引かれて練り歩きながら登ります。
私の住む沖熊と堀江部落のだんじりが出会うと喧嘩になります。岸和田のだんじりと同じ
怪我人の出た年が何回も有ります。この祭見たさに県外から皆帰って来たものです!
祭りの前の日、境内には仕度に追われるざわめきと秋空が広がっていました。
足元にドングリが落ちていました。ほんわり温もりを頂き思い出のお宮様を後にしました。
by kazumi1713 | 2007-10-15 10:29