サヨナラは言わない!
69歳で逝っちゃった
昨日葬式に行って来ました。行きたくなかったです。
ふたつ年上のHとはもう30年来の友達です。最初近所に住んで居ました。
仕事は普通の人の様では無かったです。筋の濃い人々が出入りしていました。
ウマが合うって言うのかなぁ~!どちらかと言うとワタクスが一種変って居るからいい勝負
見かけよりよっぽど、人柄も良く仲良く数年が過ぎました。引っ越して居なくなりました。
数年後デパートで会いました。赤ちゃん用品を買っていました。この年で子供が出来た。
女の子や・・・って真っ赤な顔して言いました。店始めた、来てやって。喫茶店でした
看板、博多まで返しに行ってきた。ホナ、今は堅気やなって、いっちょ前に聞いたワタクス
それから又お付き合いが始った。その赤ちゃんがもう25歳になってるから・・・長い!
当店の「夏祭り」には居なくてはならない役者、過去12回パーフェクト!主な出し物は
「寅さん」「西郷隆盛」忘れられないのは「みっつで五百円」というコミックソング!!!
衣装もこってるが歌の上手さは格別のもの。今年は何をって皆が待ってるキャラなんです
目を瞑ると、あれが、これがと。浮かんできます。悲しいです。
去年の広島のエベッサンの時、商売繁盛の熊手が届きました。毎年買って来ます。
今年は届くのが遅かったです。その日腰を屈めて顔をゆがめて持ってきました。
その2~3日後入院しました。息子から「お正月まで持たんかも」と電話を貰った。
見舞いに行った。ベットで無理に明るい笑顔で待っててくれた。帰るなといつまでも喋った
顔に似合わず優しくて、人当たりが良くって、女性にもてました。
会うと言いたい事言い合って、悩みをぶつけて、歌はそっちのけで喋りました。
その彼が貰った病名は「肝臓がん」でした。腰が痛かったのはそれだったのか?
医師が言ってた通り、キッチリ3ヶ月生きてあっという間に67歳の生涯を終えました。
なんでもっと優しくしてあげなかったんだろう・・・今になって帰らぬ繰言を言ってます。
いつも同じ席に腰掛けて、「ここは落ち着く、この歌唄うともっと落ち着く!」という歌を歌う
フン、又お世辞を言うと冷たく無視してきたワタクス。今夜は一人、掛けて聞いて見ました
なんと、作詞家の星野哲郎氏がふる里の海を母の温かい懐と併せての心の歌でした。
今なら聞ける、今夜なら話せそうだ、もっとゆったりした時間を呉れなかったのかと思った
by kazumi1713 | 2008-03-13 21:53